大型トラックとの事故により8級6号の等級認定を得た50代男性の事例

相談者 50代男性/職業 土木現場作業員
後遺障害内容(傷害名)・部位 国道で大型トラックにはねられたことによる多発肋骨骨折、外傷性気胸、左腕神経叢損傷、頸椎横突起骨折。特に左腕神経叢損傷については受傷後神経移行手術を受けている。
後遺障害等級 8級6号
主な自覚症状 腕が動かない、痛み

依頼の経緯

最初のご相談は日曜日に開催した無料法律相談にご予約頂き、お越し頂きました。事故から1年半程度経過していましたが、それまでご自分で相手方と交渉を続けてこられ、後遺障害の事前認定にて8級6号を得てからの相談でした。

しかし、労災なども含め関係者が多数存在し、複雑になっていたことや、相手方加入の保険に限度額があり、すでに治療費等でその限度額を超えた状況であったことなどからそれ以降の処理をご依頼頂きました。

まず関係者に連絡をとり、どこが何の対応をしているか確認し、上記のとおり相手方加入の保険に限度額があり、すでに治療費等でその限度額を超えた状況であったことなどから、相手方及び相手方の勤務する会社への損害賠償請求訴訟を提起すべく準備しました。

なお、依頼者は自分の自動車保険に人身傷害特約を付保していたものの、契約自動車搭乗中のみ特約となっており、それは使えませんでした。よって、相手方会社に対し訴状の形で賠償額の提示をしました。この提示については、依頼者の感情をふまえ、また、本件の事情を踏まえて、いわゆる一部、通常の基準の額にさらに上乗せした金額で提示しました。具体的には逸失利益の労働能力喪失率のアップ、将来治療費の設定などを加えました。

その後、相手方会社からは様々な主張が展開されましたが、訴訟にしないで解決できると言うことも考慮し、最終的に被害者の心情と個別事情を加味した金額で示談することができ、期日通りに送金手続がなされました。

結果

通常は加害者の保険会社と交渉することが多いのですが、相手方及び相手方の勤務先との直接のやりとりをすることになりましたので、訴訟手続を前提とした準備をしました。

最終的に、実際の示談金は、費目それぞれでみると、一般的な基準をも大きく上回る成果を得ることができました。

投稿者プロフィール

江畑  博之
江畑  博之
昭和56年新潟県燕市生まれ。平成14年新潟大学工学部化学システム工学科へ入学。卒業後、平成18年東北大学法科大学院入学する。司法試験に合格後は最高裁判所司法研修所へ入所し弁護士登録後、当事務所へ入所する。交通事故被害者が適切な賠償額を得られるよう日々、尽力している。
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江畑  博之

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昭和56年新潟県燕市生まれ。平成14年新潟大学工学部化学システム工学科へ入学。卒業後、平成18年東北大学法科大学院入学する。司法試験に合格後は最高裁判所司法研修所へ入所し弁護士登録後、当事務所へ入所する。交通事故被害者が適切な賠償額を得られるよう日々、尽力している。
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