自動車の色と事故率 弁護士 江畑博之

現在販売されている自動車はカラーバリエーションが豊富で、10種類以上の色がある車種も少なくないですが、日本で最も売れているのは白系で、全体の約30%を占めるそうです。

次に人気なのは黒で約20%、その次がシルバーで約15%、そのあとは灰色、青、赤の順だそうです。
では、車の色と交通事故との関係は何かあるのでしょうか。

この点について、ある機関が調査したところによれば、最も事故に遭いにくい車の色はシルバーとのことです。
その理由は、シルバーの車はメタリック塗装(微粒なアルミ片などの入った塗料を用いた塗装)をしているものが多く、反射しやすいため認識しやすく、夜間でも目立つ色だからだそうです。
また、青や黒などの実際の位置より後ろに見える後退色の車は、距離感の錯覚から事故に遭いやすいと言われていますが、黒は、重量感・存在感があることや、高級車のイメージが強く、周りが普段よりも慎重に運転する傾向になるため、黒の車の方が青より事故には遭いにくいとのことです。
さらに、赤の車は、青とは逆に実際に位置よりも前に見える進出色であることや、信号機に用いられているように識別しやすい色であることから、事故には遭いにくいそうです。
最も日本で売れている白の車はというと、シルバーや赤ほどではないにしろ、黒や青と比べると事故には遭いにくいとのことです。
交通事故はいろいろな原因が重なって発生するため、この調査結果が正しいとは言い切れないものの、色が持つ視覚効果に基づいての説明には一応の説得力があるようにも思えます。
しかし、最も重要なのは運転手の注意力や意識であると思われますので、上で述べた視覚効果は、車の色を選ぶ際の参考程度にしておけばよいと思います。

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