【頚椎捻挫等 当初の保険会社側の提示額から約50万円増額して示談した事例】
依頼者属性:40代女性 兼業主婦
当初提示額: 約80万円
最終示談額: 約130万円
後遺障害等級:なし
弁護士特約:あり
事故の状況
依頼者が運転する車が片道1車線の道路を走行していたところ、対向車線を走行してきた相手の車が道路外にある店舗駐車場に進入するために右折し、依頼者の車と衝突しました。
事故により、依頼者は頚椎捻挫などの怪我を負いました。
当事務所の対応
依頼者は、治療途中の段階で相談に来られました。
事故から4カ月程度治療を継続した結果、怪我は完治しました。
当事務所で依頼者が被った損害額を計算し、相手保険会社と交渉を行いました。
争点は休業損害と過失割合でした。
依頼者は兼業主婦で、事故により家事を休んでいた時期がありましたが、依頼者は自身の仕事は休んでいなかったため、家事分の休業損害をどう評価するかが問題となりました。
また、事故態様の一部について双方の認識の違いがあったことから、過失割合についても争点となりました。
交渉の結果、家事分の休業期間を約1カ月半とし、過失割合はこちらの主張どおりとすることで合意が成立し、示談をしました。
弁護士からのコメント
兼業主婦の方であっても、事故による負傷により家事を行うことに支障が生じた場合には、家事分の休業損害を請求することが可能です。
ただ、家事を休んだ場合でも、仕事に関しては、職場の人員体制等もあって休業することができないケースもあります。
そのような場合は、家事の休業状況(どのような症状があり、何の家事に支障があったのか等)に加え、仕事を休めなかった事情などを説明することが重要となります。(担当弁護士 江畑博之)
掲載日:2024年10月17日
投稿者プロフィール
- 昭和56年新潟県燕市生まれ。平成14年新潟大学工学部化学システム工学科へ入学。卒業後、平成18年東北大学法科大学院入学する。司法試験に合格後は最高裁判所司法研修所へ入所し弁護士登録後、当事務所へ入所する。交通事故被害者が適切な賠償額を得られるよう日々、尽力している。
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江畑 博之
昭和56年新潟県燕市生まれ。平成14年新潟大学工学部化学システム工学科へ入学。卒業後、平成18年東北大学法科大学院入学する。司法試験に合格後は最高裁判所司法研修所へ入所し弁護士登録後、当事務所へ入所する。交通事故被害者が適切な賠償額を得られるよう日々、尽力している。
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