死亡事故で３０００万円を回収した事案

お父様が交通事故の被害に遭い、亡くなられました。そのご遺族の方から、損害賠償請求のご依頼をいただきました。

まず事故態様の詳細が不明であったため、刑事記録を取得して、調査を行いました。

当事務所で調査したところ、被害者の方にも相応の過失が生じうる事案であることがわかりました。
並行して、ご遺族の方より損害賠償の計算に必要な資料をご提供いただき、賠償額の計算を行いました。

その結果、本件では、加害者および加害者加入人保険会社に対して損害賠償額の請求をするよりも、自賠責保険に対して被害者請求を行った方が、ご遺族の方が受け取ることができる賠償額が高額になる可能性が高いと判断しました。

そこで、当事務所が代理人として被害者請求を行い、３０００万円を確保することができました。

自賠責保険は一般的には裁判所の基準よりも賠償額が低くなりますが、事案によっては、賠償額が逆転し、自賠責の方が受け取れる金額が増える場合があります。
その代表例が被害者の過失が大きい場合です。

本件では、自賠責の基準と裁判所の基準の双方の基準で計算し、比較した結果、被害者請求を行う方がよいと考えられました。依頼者にもその旨ご説明し、速やかに解決することができました。
ご満足いただけて大変良かったです。（担当弁護士　五十嵐勇）

掲載日2024年5月7日

新潟の弁護士による交通事故相談