脳挫傷、急性硬膜下血腫、鎖骨骨折等 併合11級 70代女性 賠償額650万円を獲得した事例

相談者:(70代女性)職業:主婦
後遺障害内容(傷害名)・部位:脳挫傷、急性硬膜下血腫、鎖骨骨折等
後遺障害等級:併合11級
主な自覚症状:嗅覚の喪失

【当事務所の示談交渉サポートを受けた結果】

  示談交渉後
損害合計額 約650万円(自賠責331万円等の既払金を除く)

ご依頼の経緯

事故後、治療継続中に、自身の症状について不安を覚え、ご相談にいらっしゃいました。ご本人が嗅覚の低下(喪失)を自覚されておりましたので、頭部外傷を原因とする嗅覚の低下(喪失)について、後遺障害を獲得することが目標となりました。

当事務所の活動

治療段階において、アリナミンF静脈注射による嗅覚検査が行われていました。しかし、自賠責保険実務においては、嗅覚の有無及びその程度を図る検査として、T&Tオルファクトメーターによる検査結果をもとに、後遺障害の等級が認定されているため、医師にその旨説明し、T&Tオルファクトメーターによる検査を依頼しましました。

途中、誤って再びアリナミンF静脈注射による嗅覚検査が行われるというハプニングもありましたが、再度検査をお願いし、無事検査結果を記載した後遺障害診断書を取得しました。検査結果は、ご本人が自覚していた通り、後遺障害12級相当の「嗅覚の脱失」に該当する数値でした(認知閾値平均5.8)。

この後遺障害診断書をもとに、自賠責保険に被害者請求を行い、その他の後遺障害とあわせて、併合11級となりました。

所感、争点(ポイント)

障害の種類によりますが、高次脳機能障害や嗅覚の低下(喪失)等については、治療中に弁護士に依頼をするか否かによって、後遺障害の結果自体が変わることがあります。こういったことからしても、早期に弁護士に相談することをお勧めします。(弁護士小林)

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