むちうち 弁護士の介入により、裁判基準に近い金額で示談できた事例

最終示談金額 :約180万円
傷病名:頚椎捻挫、腰椎捻挫
後遺障害等級:なし
弁護士特約:あり

事故の状況

依頼者は信号待ちで停車していたところ、後ろから走行してきた車に追突されました。
事故後、首と腰に痛みが生じたため、整形外科を受診したところ、頚椎捻挫、腰椎捻挫と
診断されました。
首や腰の痛みがおさまらなかったため治療を継続しましたが、事故から約5カ月経った後、
保険会社から治療費の支払いを打ち切られました。しかし、痛みは継続していたため、依頼者は治療費の支払いは打ち切られた後も約3週間、自費で治療を続け、その後完治となりました。
自費で通院した分の医療費を請求したいとのことで、当事務所にご相談に来られました。

当事務所の対応

依頼者が自己負担した治療費を含めた損害額を計算し、相手保険会社に請求しました。
保険会社からは、治療費の支払いを打ち切った後に生じた損害額の支払いは困難であるものの、
打ち切るまでに生じた損害については、裁判基準に近い金額で示談する旨の回答があったため、
その内容で示談しました。

弁護士からのコメント

保険会社から治療費の支払いが打ち切られたとしても、その後に生じた治療費等の損害は、事故と因果関係が認められれば、支払いを受けられる可能性があります。
今回は、治療費の支払いを打ち切られた後の期間が短く、打ち切り後に生じた損害額が少額であった
こともあり、打ち切り前に生じた損害額をもって示談しました。
しかし、治療費の支払いを打ち切られた後の期間が長く、打ち切り後に生じた損害額が大きいケースもあります。
上述したように、保険会社からの治療費の支払いが打ち切られた後も、その後に生じた損害の支払いを受けられる可能性はありますので、治療費の打ち切りにあい、その後も自費で通院を続けている場合には、弁護士に相談することをお勧めします。
(担当弁護士 江畑博之)

掲載日2023年5月8日

投稿者プロフィール

江畑  博之
江畑  博之
昭和56年新潟県燕市生まれ。平成14年新潟大学工学部化学システム工学科へ入学。卒業後、平成18年東北大学法科大学院入学する。司法試験に合格後は最高裁判所司法研修所へ入所し弁護士登録後、当事務所へ入所する。交通事故被害者が適切な賠償額を得られるよう日々、尽力している。
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江畑  博之

江畑  博之

昭和56年新潟県燕市生まれ。平成14年新潟大学工学部化学システム工学科へ入学。卒業後、平成18年東北大学法科大学院入学する。司法試験に合格後は最高裁判所司法研修所へ入所し弁護士登録後、当事務所へ入所する。交通事故被害者が適切な賠償額を得られるよう日々、尽力している。

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