【解決事例】大腿骨骨折、脛骨骨折等 14級9号の後遺症が認定され、自宅での転倒防止のために設置した手すりやスロープ等の費用が全額認められた事例


最終示談額: 約300万円

傷病名:大腿骨骨折、脛骨骨折等

後遺障害等級:14級9号

弁護士特約:なし

事故の状況

依頼者は、信号機のない交差点を自転車で横断しようとしたところ、対向車線から右折進行してきた車と衝突しました。依頼者は、事故により大腿骨骨折、脛骨骨折等の重傷を負い、医療機関に入院することになりました。

当事務所に相談にいらっしゃったのは、事故から約3か月後であり、事故で負った怪我の治療をしている段階でした。

当事務所の対応

事故から約2ヶ月で退院し、以後4ヶ月程度治療を継続しましたが、股関節の痛みは完治しなかったため、後遺障害の申請を行いました。

その結果、股関節の痛みは、「局部に神経症状を残すもの」として、後遺障害等級14級9号の後遺障害に認定されました。

認定された後遺障害を前提に損害額を計算し、保険会社と人身損害の交渉を行いました。

退院時はまだ痛みが強く残っており、自宅内で歩行するにも支障があったため、転倒しないように、浴室や洗面所に手すりやスロープを設置しました。これらの設備を設置した費用については、その用途や必要性を一つ一つ丁寧に説明した結果、全額の支払いが認められました。

慰謝料等の他の損害についても、裁判で認められる金額に近い金額で合意ができ、示談が成立しました。

弁護士からのコメント

事故で負った怪我が原因で、サポーター等の装具・器具や手すり等の設備が必要になった場合、その購入や設置にかかる費用は、必要かつ相当な範囲で相手に請求することができます。

その請求にあたっては、事故で負った症状の程度や内容、購入した装具等の効用等を説明した上で、購入の必要性を主張する必要があります。(担当弁護士 江畑博之)

 

掲載日:2025年6月12日

投稿者プロフィール

江畑  博之
江畑  博之
昭和56年新潟県燕市生まれ。平成14年新潟大学工学部化学システム工学科へ入学。卒業後、平成18年東北大学法科大学院入学する。司法試験に合格後は最高裁判所司法研修所へ入所し弁護士登録後、当事務所へ入所する。交通事故被害者が適切な賠償額を得られるよう日々、尽力している。
The following two tabs change content below.
江畑  博之

江畑  博之

昭和56年新潟県燕市生まれ。平成14年新潟大学工学部化学システム工学科へ入学。卒業後、平成18年東北大学法科大学院入学する。司法試験に合格後は最高裁判所司法研修所へ入所し弁護士登録後、当事務所へ入所する。交通事故被害者が適切な賠償額を得られるよう日々、尽力している。

解決事例の最新記事

どんな些細なことでもお気軽にご相談下さい 025-288-0170 ご予約受付時間 平日9:30〜18:00 相談時間 平日9:30〜18:00(土・日・祝日応相談)